女性の「男性化」の様々な症状
近年、女性に男性のような症状があらわれることが増えてきています。
その症状は、毛深くなったり、ひげが生えたり、皮脂の分泌が増えたりなどがありますが、男性のような薄毛もその中の1つになります。
男性のような薄毛とは、おでこが広くなっていったり、頭頂部が薄くなったりするなどの薄毛で、髪が全体的に薄くなっていく女性の薄毛とは違った症状になります。
ホルモンバランスの乱れが男性化の原因
女性の男性化の原因はホルモンバランスの乱れからです。
女性は女性ホルモンの分泌が正常に行われていれば、男性化という状況は起こりませんが、実は、女性も微量の男性ホルモンを分泌しているため、そのホルモンのバランスが乱れ、男性ホルモンが優位に立つことにより男性化が起こると言われています。
では、どうしてホルモンバランスが乱れてしまうのでしょうか?
その原因として考えられるもののうちの1つが、働きすぎによるストレスからくるものです。
ストレスは、ホルモンバランスを乱す一番の原因と言われています。
環境の変化などで、一時的に生理不順になってしまったりするなどの症状は、まさしくストレスが引き起こすものです。
女性ホルモンの分泌の命令を出す視床下部は、ストレスの影響をとても受けやすいため、ストレスから女性ホルモンの分泌が抑制され、男性ホルモンが優位に立ってしまう現象が起こるのです。
働きすぎていつも疲れていて、リラックスできていない状況の人などは、この現象が起きやすいのです。
それ以外には、女性ホルモンの働きをさまたげる環境ホルモンの影響なども考えられます。
まだ未解明な部分が多いのですが、殺虫剤や農薬などに含まれる成分の中には、吸い込んでしまうと、ホルモンバランスを乱すものがあるとも言われています。
男性化による薄毛を防ぐには
では、男性ホルモンが優位にたってしまうことで起きる男性化による薄毛を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?
それには、ホルモンバランスを整えていくことが一番ですが、まず、リラックスと頭皮によいこととして、ヘッドスパをやってみるというのもよいかもしれません。
ヘッドスパで、頭皮をケアし、リラックスをすることで、ストレスを解消しながら、髪にもよいことができます。
ホルモンバランスを整えるには、できるだけストレスにさらされることを防ぐことも必要ですが、女性ホルモンと同じような働きをする「イソフラボン」含む、大豆や大豆製品などを意識して摂取するとよいでしょう。
女性の社会進出が進んでいる時代ですが、上手にストレスと付き合って、綺麗な髪を保っていきたいですね。