間違ったヘアケアが薄毛を呼ぶ
間違ったシャンプー方法
シャンプーは髪を洗うものという認識が普通だと思います。
しかし、本来、シャンプーとはサンスクリット語で「マッサージ」の意味があり、頭皮を洗うことが目的とされているのです。
髪を洗うという認識でシャンプーを行うと、どうしても頭皮の汚れが落ちないままになってしまいがちです。
頭皮は、顔で最も皮脂が多いとされるTゾーンの3倍の皮脂腺があるため、頭皮をしっかり洗うことができないと、余分な皮脂が毛穴に残ったままになってしまいます。
余分な皮脂が毛穴の中で炎症を起こすなどすると、毛母細胞がダメージを受け、薄毛や抜け毛の原因となるのです。
カラーやパーマによるダメージ
カラーやパーマもオシャレに気を遣いたい女性にとっては重要ですが、どちらもどうしても髪にダメージを与えてしまいます。
でも、オシャレも大事なので、できるだけ髪にダメージを与えずに綺麗になる方法を考えたいですね。
カラーはいわゆるヘアカラーが最も髪へのダメージが大きく、続いてヘアマニュキュア、カラーリンスなどの順になります。
基本的に色のもちのよいものはダメージが大きく、短いものはダメージも小さい傾向にあります。
さらに、美容院でパーマとカラーを同時に行う人がいますが、これは避けたほうがよいでしょう。
確かに一度に全て終わったほうが効率的でよいという感覚はありますが、パーマもカラーも髪に大きなダメージを与えてしまうものなので、一度に全て行うと、髪へのダメージは計り知れません。
2週間〜3週間ほど間をあけて行うほうが髪や頭皮にはよいと言われています。
たとえ、トリートメントも同時に行う場合でも、パーマとカラーは同時に行うことはよくありません。
白髪への対処
白髪が1本、2本・・・と出てくるとどうしても気になってしまいますよね。
ついつい抜いてしまう人も多いと思いますが、白髪は絶対に抜いてはいけません。
白髪というのは、毛根が死んでしまっているわけではなく、しっかり生きており、毛母細胞も髪を作り出す働きを続けているのです。
ただ、メラノサイトの異常から白くなってしまっているだけなのです。
このように生きている髪を無理やり抜いてしまうことは、生きている髪そのものだけではなく、その抜いた白髪の周りの髪にもダメージを与えてしまいます。
抜く際に周りの毛根にまでダメージを与えてしまい、せっかく健康な髪の毛が生えているのに、その髪が抜けてしまったり、細くなってしまったりします。
白髪を抜く行為を繰り返していると、周りの健康な髪の部分がどんどん薄毛になっていってしまう可能性があるのです。